インダストリアル家具とは?

インダストリアル家具とは?

インダストリアルな家具のことを「インダストリアル家具」と言います。
そのまんまですが、実は「なんちゃら家具」という言い方ってとても多いんです。古材を使うから「古材家具」とか、有名どころでは家具の本場大川の「ネコ家具」なんてもあります。ネコが使う家具。そのまんまです。
余計な話はこの辺にして、「インダストリアル家具」ですが、この場合は「インダストリアル/industrial」という言葉から「工業用の」「産業の」という機械みたいな家具のことをイメージされるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

「インダストリアル家具」はどんなイメージ?

「インダストリアル」な雰囲気というかイメージ付けをしている家具たちが「インダストリアル家具」ということになります。
もう少し具体的に言うと、工場のような生産現場で目にするような産業機械、設備のようなイメージです。ちょっと無骨で素材感むき出しのアイアン部材とか、使い込んだ木製部品とか、そういった味のあるパーツを組み合わせた家具のことです。

インダストリアル家具とは?

「インダストリアル家具」は本物でなくてもよい

「インダストリアル家具」に使われるアイアン材や無垢材は、必ずしも「本物」である必要はありません。ここでの「本物」とは、実際の製造現場で使われていたかどうかという点です。商品化して量産・流通させることを考えたら、そんな1点物の部材で家具は作れません。そこで、ほとんどの「インダストリアル家具」は、新品の素材を「エイジング加工」を施すことでインダストリアルな雰囲気を作り出しています。最近の「エイジング加工」の進歩はめざましく、本当に使い込んだような風合いを再現することが出来るようになっています。

「使い古した感」をお金を出して買うという価値観

「インダストリアル家具」に求められる価値観は、購入したその日から、長い年月、使い古したような味のある風合いなんですね。この風合いを得るために家具工房では新品の素材にエイジング加工を施します。そして、新品なのに使い古したような不思議な「インダストリアル家具」が完成し、お客様はその「古さ」にお金を払って購入するわけです。
とても不思議な価値観ですが、ある意味とても贅沢な感覚でもあります。
今とても人気のある「インダストリアル家具」、あなたも一度ご覧になってはいかがでしょうか。